有角公アムドシアスの失敗(作者 大丁) 「目を付けられないように工夫していたのに、ディアボロスが来るの、早すぎない?!」 ジェネラル級アークデーモン『有角公アムドシアス』は愚痴りながらも、逃げ出す段取りはきちんとこなしていた。「ミュラ元帥の敗残兵が漂着したせいで、こんな目に……うん、まぁ、キミたちちゃんとついてきてね」 取り巻きの淫魔には、美青年を揃えており、音楽性でも通ずるものがある。 再起する場所、次の新天地を目指せばいいのだ。 まずは、シチリア島からの脱出である。 向かうは海岸だ。 新宿駅グランドターミナルに断頭革命グランダルメ、シチリア島行きのパラドクストレインが出現。 時先案内人は明…