石田卓也くん出演映画を観ました。 久しぶりにスクリーンでみる彼の姿に感無量。高良健吾・大東駿介という同世代の役者たちとの並びはある種の感慨を持って多くの人に迎えられたとおもう。これが初監督作品だという齊藤監督がうらやましい。立派な名刺代わりとなるデビュー作。監督の出身地である福井でのオールロケの映像は、逼塞したムラ社会という覚えのある感覚を呼び起こしたし、地方ならではの人や風景が新鮮でもあった。変わりゆく地方の今の風景を記録したいという意味もあるという監督の言葉に首肯する。 謎解きがメインではないとのことなので鑑賞後はすっきりとしないんだけど、その見るものにゆだねる手法にまんまとしてやられた。…