5.蛇紋岩と黒瀬川構造帯について 1994年(平成6年)、さいたま市(当時の浦和市)で、地団研埼玉大会が開催され、中・古生界プレシンポジウム『関東山地はどこまでわかったか』が行わました。その成果が、世話人会でまとめられ、地球科学49巻(1995年)で発表されました。 私たちの調査している山中地域白亜系の話題も含まれています。 【図・下】は、地球科学『P22の第1図』に色付けし、従来佐久地方で呼称されている地層名を付け加えたものです。 この章に関係する内容に話題に絞り、詳しくは、後述します。 関東山地の地体構造区分 と 佐久地方の地層 (1)関東山地の大きな地質区分(地体区分)として、概要は、北…