ドキュメンタリー映画監督。
1926年、旧満州(中国東北部)大連生まれ。自由学園高等科卒業後、恩師である羽仁説子の紹介で、50年に岩波映画の設立とともに入社。羽仁進監督の助監督についた後、57年「村の婦人学級」で監督デビューして以来、90本を超すドキュメンタリーを手がける。 フリーになった翌年の82年に「早池峰の賦」で芸術選奨文部大臣賞。現在は夫の工藤充が主宰する制作会社「自由工房」で映画を作っている。作品に「痴呆性老人の世界」(86年)、「歌舞伎役者片岡仁左衛門」(93年)などがある。
羽田澄子さん編集のドキュメンタリー。秋田県鷹巣町という今は北秋田市になった場所の、福祉コミュニティを作ろうとする町長や町民の思い、議会との対立・・・もともと問題意識もなしにふや町映画タウンにあったから軽い気持ちでみはじめたのに、ひきこまれ、その後どうなったのかものすごく気になる。とても上手にわかりやすまとめられているからだと思う。製作した自由工房のページはここ→彼方社というところが引き継いでいるよう。