七五三には、氏神へのお参りをする。古代の人々は子どもがまだ天界に近い存在であることを、無意識に感じていた。「七つ前は神のうち」という諺も残っている。神社での祈りは、子どもがあの世とこの世との“はざま”にいる存在であることを認め、その橋渡しを行う行為でもある。祖先や神霊に見守られつつ、子どもが「この地上の使命を生き始める」、それが七五三の意義のように思う。それぞれの年齢の意味は、3歳に「髪置き」をして祝うのは、外的には、剃っておいた髪を伸ばし始めるという“個としての外観の誕生”を示している。内的には、まさに「私はこの身体に宿った」という霊的宣言をする時期だ。5歳は、生命力がもっとも躍動する時期。…