町内で先輩と話していると面白いことがわかる。集団就職で瀬戸に来た女性から、瀬戸に来て苦労したことは、言葉の使い方だ。瀬戸の工場の上司から何時も自分たちが叱られているんじゃないかとビクビクしていたという。時間が経つと誤解だと理解したが、言葉がキツイ。短い単語で『えかっ!』とビシッとくる。 瀬戸は職人文化が中心。長々と喋らない。見て覚えろという雰囲気がある。10代後半の娘さんたちにはキツく感じられたんだろう。 反対に、瀬戸から名古屋に就職された方は、瀬戸弁で苦労するそうだ。名古屋弁と殆ど変わらない言葉なんだが、語尾がややキツイのだ。そのため自然と会話を避けてしまったと話してくれた。 瀬戸にはもう独…