10歳のジャックラッセルテリアの女の子。 もともとの内分泌疾患があり、 定期的に血液検査を行なっていました。 その子に食欲不振が見られたため、腹部の超音波検査を行いました。 そこで、肝臓の左葉に6cm大の腫瘤を確認しました。 さらなる精査のため、CT検査と針生検による細胞診検査を実施しました。 検査結果は、肝臓の外側左葉に腫瘤があり、 高分化型肝細胞癌もしくは肝細胞腺腫を疑うというものでした。 良性腫瘍、悪性腫瘍と両方の可能性がありましたが、 飼い主様と相談をし、手術にて摘出することにいたしました。 手術は、肝臓外側左葉摘出術というものを行いました。 腫瘤は大網に少し癒着が見られましたが、無事…