世界で一番さかんな球技はサッカー(この項では書名に従い、この後は「フットボール」で統一)だろう。世界大会の予選の規模の大きさや情報量、動く金額の大きさからそう判断してもいいはずだ。 副題なのか、タイトルに含むのかわからないが、「世界のフットボール表現事典」とある。フットボールの技術やよく使われる表現を各国(地域)別にまとめたものだ。例えば、ボールを相手の両脚の間に通して相手をかわす、いわゆる「股抜き」は、20種類の言葉で載っている。国や民族にかかわらず、いかに「屈辱的」なのかが伝わってくる。自分も、股抜きをされたらムキになって追いかけて、ファウルでもいいから止めにかかるタイプだった(ポジション…