昔から、体の回復したい部分と同じ臓器を食べるとよいといわれていますが、(たとえば、腎臓病にはブタマメ(豚の腎臓)、胃腸虚弱には鳥の砂肝、肝臓の疲れにはレバー・・・)そういう意味では、胎盤は生殖系が弱い人にぴったりな栄養剤というわけ。こじつけの発想のようでも、やはり自然の摂理というか、いろんな動物は元をたどれば同じだから、それを食べることによって同じ臓器の栄養になるんだろう。さて、いきなり胎盤と聞いてぎょっとしている人もいるでしょうから、説明を。お産の後に後産(あとざん)と言って、胎盤が子宮内からはがれて出てくる。これが「紫河車」漢方の解説本には、「紫河車:人の胎盤」と書いてある。約2千年前、中…