COP26も閉幕し、すっかり「脱炭素」がビジネスサイドの語り口になっているようだ。専門家、知識人たちが一斉に意見を述べる。 こういうときは、奇をてらうよりはまずは「正論」ではないだろうか。「兵は詭道なり」、相手を欺くことばかりに精を出すとろくなことにならない。トヨタの豊田社長ではないが、「敵は炭素で、内燃機関ではない」ということなのだろう。 「今後20~30年かけてカーボンニュートラルを実現するという、不連続の大きな変化が始まっている」。「様々な規制や制度が今後出てきて競争条件も変わる」と、経営コンサルタントの富山氏がいう。 ビジネスの環境が変化し、日本や日本企業がその変化に適応するのかしない…