『能力で人を分けなくなる日 いのちと価値のあいだ』、最首悟、(株)創元社、2024年4月。・「『人間』と『ひとのあいだ』と書きます。もとは『人が人といる場所』という意味です。それから人そのものを意味するようになった。」・子どもの本の覆面書評を行い「子どもの本の世界で知ったことは、いちばんは『自他身分』という世界。すまり、生まれてからしばらくの間、自分と他人が分かれていない世界です。」・「頼る相手の条件っていうのは何だろうと思って、言語化してみるとね、自分にはないものを持っている人を、私たちは立てて生きるんじゃないか。そうしてその人に頼るんじゃないか。」・責任を取ることは「責任はもう肩にのせて、…