「通学できず心が限界、深刻化する大学生の孤立」(東洋経済オンラインの記事)の中で、学生から「自分が何者か、それがわからないんです」といった不安があふれ出たとしている。リモートで仕事を経験し理解できる。 人との付き合いを面倒だと思っている人でも日常生活を送る上で、最低限の接触はあるだろう。食べるものを買いに行ったコンビニの店員さんでも接触だ。「ありがとうございました」の声に反応はしないが聞こえているはずだ。 それが極限まで少なくなる。学生はつらいだろう。私はよく「相対的」とか「他と比較して」というが、それがあるから自分が何者かが分かるのだろう。比較は優劣をつけるだけではなく、中心にいる自分の位置…