『自分で自分を尊敬できるような生活、しなきゃならねぇということだ…………..。 マクシム・ゴーリキ』 「歌と酒だけを娯楽に日々の生活を送っていく」情景が描かれている「どん底(戯曲)」の中に出てくるフレーズです。 どん底にいる人たちの様子を描いていますが、ペンネームをロシア語で「苦い」という意味を持つ「ゴーリキ」にしている感覚が、いかんなく発揮されているように感じられます。 人間の日常は、今いる所が、「どん底」だと感じやすいですが、本当にそうなのでしょうか? 束縛感を感じては、自由を求めますが、その方向性は、どこに向かっているのでしょうか? でも、このフレーズは、どこに居ても、だれといても、どの…