保育短期大学を卒業後、晴れて私立幼稚園に就職が決まった。 あれから10年経ってしまった…。 親は… 特技を生かせる場所として、保育士免許を取得しなさい。 と。 当時子ども達との関りは少なかったが、子どもが嫌いではなかった。 学生時代に学んだ声楽やピアノの経験も生かせるし、工作も好き。 職を掴むなら、保育士?と、安易な思い。 保育士になりたい!という思いよりも、“親の言う通りに動けば大丈夫”と思う、自立出来ていない自分がいた。 大学在学中から、同級生とのズレを感じていたのにも関わらず…。 当時は親の定めたレールに縛られていると感じていた。 しかし、そうではなかった。 私は自ら動くことが怖かったの…