ブラジリアン柔術黒帯の先生が、柔術は車の運転みたいなものだ、と仰っていた。つまりはこう来たらこうする、というようなことが決まっているのだそうだ。特別その場で考えなくとも、自然と身体が動くくらいの判断能力を備えているということになる。 私自身も、歩行に関しては自然とできる。左足だけで立って右足を出して、右足が着地したら今度は右足だけで立ってバランスを取り……などと一歩踏み出す度に考えて動いてはいない。考え事をしながらでも、歩くことができる。 柔術得意だぜ!(ヘソ天では?) ブラジリアン柔術では、まだその域にまでは達していない。どうするのが良いのだろう、と一瞬考えているから相手の方が有利な状況にな…