20年以上前にダムの底に沈んだ、新潟県の山奥にあった40年前の村の暮らし1年を記録したドキュメンタリー映画を観た。 越後 奥三面(おくみおもて)という。 村の人たちは一年中忙しい。 縄をない、薪をつくり、柴を刈り、冬の山へ熊狩りにいく。 春になれば、山菜を取りに1か月も山奥に入り、大量の山菜を収穫する。 田んぼを整備して、苗を植え、豪雪の冬に備えて家の補修、修理。 焼き畑を作り、ソバを植えて秋に差し掛かれば穀類を干して、脱穀作業や味噌づくり。 年がら年中体を動かす仕事は多岐にわたる作業なのだ。 正統な自給自足、シンプルに生きていくというのはこのような生活のことだったのだということがよく理解でき…