今回は一月半ばから、かなり長めに一時帰国していますが、つくづく日本の季節の移り変わりの美しさは素晴らしいと感じます。2月の初めは蕾だった川沿いの梅は今や満開。白やピンクに咲き誇り、はらはらと花びらを風に散らします。あぁ、何と可憐で、儚く、美しいことよ。そしてもうじき、桜もそのあでやかな姿を見せてくれるのでしょう。 対して私の居所。常緑の熱帯。いつも暖かく、木々の緑は太陽の光にいつも燦燦と照らされます。それはそれなりにいいのですが、時にその単調さに息苦しくなる時もあります。 四季の移り変わり、これは天の恵みであると感じます。 さて本日は、私にとって新たな作家さんです。最近はまりつつある朝井リョウ…