心優しい老夫婦が居た。迷子の子犬がやってきた。すこし怪我をしているようでもある。まぁ何と可哀そうな。うちで育てましょう。子犬は直ぐに大きくなる。そして老夫婦が大切に耕している畑を前に鳴き始める。「ここ掘れワンワン」と。さあて掘ってみると・・大判小判がザックザック。 懐かしい昔話だ。頭をひねって思い出した。その題は「花咲じいさん」だっただろうか。確かこの話にはオチがあって、欲深い隣の家の老夫婦はマネをするが欲深さ故に天罰がくだるはずだ。 我が家の犬は二代目のシーズー犬。初代シーズーはペットショップで一目ぼれ、彼はそれはそれは良い子だった。十二年での他界は短かったがいつも横に座って家族の成熟過程を…