3月15日、東京電力は、柏崎・刈羽原発7号機へ核燃料の挿入を開始した。「能登半島地震」の教訓など全く省みず、「地元合意」も無視してである。さらには、「能登半島地震」を引き起こした「海底活断層」の東先へと活断層が佐渡まで続いており、その活断層による地震警報が解除されていないにも関わらず、である。 これは、福島第一原発事故以来の日本政府の「脱原発」から、「原発推進」へと転換した岸田政権のシナリオに沿ってただひた走っているからである。岸田の「GX(グリーントランスフォーメーション)推進法」成立に対して「フクイチ事故の呪縛からやっと解き放たれた」などと経産省・資源エネルギー庁幹部が話したように、この法…