吉行淳之介の小説システム図 『若い読者のための短編小説案内』 村上春樹 文春文庫 吉行淳之介「水の畔り」 P62を参考 こんにちは。 今日は2024年2月4日、立春ですが、だいぶ冷えこんでいます。 寒は明けたわけですが、今週、雪がちらつくとか何とか。 毎年、この時期に第二弾の寒さの底がやって来ます。 みなさんどうぞご自愛ください。 吉行淳之介の小説システム図 本書のあらまし 吉行淳之介「水の畔り」 作品の背景と執筆時の作家について どんなところが好きなのか あらすじ紹介 注目ポイントの提示 二つの対立する世界の分類 自我と自己と世界の関係を図示する けっこう大胆な発言が多い 本書のあらまし 1…
スイカゲームというのが流行っているらしい。子供がやっているのを後ろから見る。やってみるように言われた。2,700点だった。3,000点いくとなかなかのようだった。Switchでしかできないみたい。 村上春樹「若い読者のための短編小説案内」を読んでいる。深く解釈を交えた読み方をしている。こんな読み方もあるのだと思う。 若い読者のための短編小説案内 (文春文庫) 作者:村上春樹 文藝春秋 Amazon
静かすぎる土曜の朝は音のない思念が渦巻き、頭の中が賑やかになる。 HIV の治療は、シャバから継続して行ってくれるのに、どうして依存症の治療は地続きでやってくれないんだろう。 精神科で依存症の治療を受けていたと言ってもそのフォローはいっさいない。 法務省は医療モデルでのアプローチの存在を認めたくないんだろうか。ほんと意味不明である。 常習性が罪の重さに直結するのって医療モデルの文脈で解釈すると「重症だから刑務所に入れておけ」というようなものだ。 (生活モデルに言い換えたならば「障害が重いなら施設に入れるしかない」となる)。 刑務所でやめれた人ってのは、別に刑務所経由しなくてもやめれる人だったて…
灼熱地獄! 先月の。 2023年7月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬
他人の家に入るとわくわくするとか、どきどきすることがありませんか? よその家に足を踏み入れた瞬間に、その家独特の匂いがしたり、自分の住まいとは違う湿度を感じたり、何か見てはいけないものと出会う予感がしてどぎまぎすることがないでしょうか。 私の場合には、思わず身構えている自分がいます。緊張するのです。なぜか、後ろめたい気もします。 店や公共の施設に入るのとは違った気持ちがするとすれば、それは私たちの遠い祖先が感じていたであろう、他人のテリトリーを侵犯する際のスリルに似た感覚が呼び覚まされ、刺激されるからではないでしょうか。こうなるとスリルというよりも、恐れや警戒心と言うほうが適切かもしれません。…
7月.夏休みだ. まあ社会人には夏休みなんてないのですが. なんなら新規案件の進捗が停滞しているせいで貴重な盆休みが消し飛びそうな勢いだ. 夏休みといえば,読書感想文という忌々しい行事を思い出す. 本好きの僕だからこそ心底嫌いだった. 大人になった今こそ楽しめそうな気がするけど,PTAだか教育委員会の推薦カタログでゴリ押しされたら読む気がなくなると思いませんか? たとえ良い作品がリストアップされていたとしても,大人に強要されて読む本ほど辛いものはない. さて,愚痴はこのくらいにして本題の7月に買った本を紹介しよう. 全部で13冊ある. 買った本たち 本当なら神保町にでも繰り出してカバンがパンパ…
はじめに 5月から今日までの間に2回、体を壊した。うち1回はコロナだ。どちらも体が痛くて寝ていられないほどだった。GWが明けて今日に至るまで、それ以外特に大きな出来事がなかったので、コロナになった時のことと、思ったことを書こう。今はもう元気満々!とまではいかないが、こうやってブログを書けるくらいには回復した。ひどい時はPCの前に座ってられなかったから。では書く。少しフィクションを混ぜとくぞ、特定怖いからな。 はじめに -1日目 0日目 1日~3日目 4日~5日目 6日目 今日 -1日目 夜頃から体調が悪くなり始めた。すごいスピードで全身の筋肉が痛みだす。自分の場合は風邪をひくと節々にくるのだが…
やがて哀しき外国語 (講談社文庫)作者:村上春樹講談社Amazon 再読。途中何度も「この本読んだことあるかも」と思いつつ読み終え、読書記録サイトをチェックしたら2015年に一度読了していたことが判明。 既視感のある話が出てきても、別の村上春樹関連本の引用で読んだのか、あるいは『村上さんのところ』のような質問回答系の本で同じ話をしていたのか、というような区別がつかなかったので、結局最後まで読んでしまったのである。なんせ読みやすいし。 再読したことで改めて気づいたことや感じ入ったことがたくさんあったので、結果的にはよかった。 著者が1990年から二年半、ニュージャージー州のプリンストン大学に勤め…
こんにちは。 もうかれこれひと月ほど経ってしまいましたが、新入生の皆さん、御入学おめでとうございます! 新入生に限らず、進級や就職を機に活動形態・場所が変わった方など、4月から身を置く環境が大きく変化した方が、読んでくださっている方の中にもたくさんいらっしゃるのではないかと思います。 また、環境の変化をきっかけとして、何か新しいものに触れたり、これまでにはない挑戦をしてみよう、と考えている方も、きっといらっしゃるのではないでしょうか。 例えば、これまで全く関心の無かった作者やジャンルの本に手を出してみたい、とか。 ということで、ちょっと展開が強引ですが、今回は未知の本との出会いをサポートしてく…