360度、全方向がどっぷりと「現実」まっさかりである。ああ、ステキ...これぞわたしが求めていたものよ...などと思いながら、ウンザリするくらいに仕事する。山積みの家事、雑事に埋もれる。そんな日々が楽しくて、しあわせだと感じているわたしはどっかおかしいのかも知れず。今まで堕落の限りを尽くした人生の反動なのかしら。「わたしには無理」と思っていた事柄を、悠々と乗りこなせることがただ単にうれしいのだ。自転車に乗れるようになったこどもみたいな気持ちなのだよ。こんな高揚もいつかは懐かしく思う日がくるのだろうか。人として生きるためにこなさなくてはならないことを、いつかあたり前のように乗りこなして、もはや自…