2022年が終わった。 振り返ってみると、この一年間は本当に苦しかった。 全ては3月に、ある部長の一言で、私の担当製品が製品Cの設計リーダーから製品Tの設計リーダーに変更になったことから始まった。 製品Tはそれまで開発が遅れに遅れていて、後れを挽回していくためにも設計リーダーを変更するという話が挙がっていた。それがその部長の一言で私に白羽の矢が立ったのだ。はっきり言ってしまえば、火中の栗を拾う役を私が担うということだった。 転職してからまだ3年しか経っていないのに、なぜ私が、という思いもあったけど、サラリーマンとして上司の指示を拒絶するという選択肢は無かった。 本当に、私の苦しみの大部分は、こ…