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草いきれ

(一般)
くさいきれ

夏の強い日ざしをうけて、草むらから立ちのぼる、むっとする熱気。季語・夏。

関連-人いきれ

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人は誰しも聞き間違いをするものだ。うだるような暑さの中で話していたり、話し相手の些末な仕草や独特なイントネーションが気になって会話に集中できないときは、なおさら聞き間違いが起こりやすい。私事で恐縮であるが、日常生活で結構な頻度で聞き間違いをしてしまう。例えば、「草いきれ」という言葉がある。蒸し暑い夏の日には草むらは植物の青臭い匂いが充満しているわけだが、この匂いのことを「草いきれ」と言う。そもそも「いきれ」がむわっとするような感じを指す表現であることを考えれば、「草いきれ」が草場でむわっとする感じであると

いうのも合点が行くというわけだ。しかしながら僕は「草いきれ」のことを「臭いキレ」と聞き間違いをしたことがある。念のために言うと、「キレ」というのは布のキレのことである。要するに臭い布のことなわけだが、そのワードが発せられたのが「夏場のくさいきれは耐え難いものがある」のような文脈であったため、内容的にも全く違和感がなく理解できてしまったのである。これは実話であるが、暑い夏の夕方に町の料理店に入ったことがある。そこでは熱々のおしぼりを出してもらえて、僕はとても感謝したことがある。暑い日に熱い食べ物を食べると美味しいと思うように、暑い日の熱いおしぼりには何物にも代えがたい価値があるのだ。その熱いおし…