400年前後の4世紀から5世紀、西洋では何が起こっていただろうか。ヒエロニムス、アウグスティヌス、エフェソス公会議を取り上げる。次の流れで紹介していく。 ・ヒエロニムス・アウグスティヌス・エフェソス公会議・まとめ ■ヒエロニムス生没年は347年頃~420年。キリスト教の聖職者、神学者。ダルマティア、現在のクロアチアのアドリア海沿岸地域で生まれた。「ウルガータ」訳聖書のほか、多数の著作や書簡を残した。 修辞学、哲学を勉強するためにローマへと留学。ギリシア語を習得、古典の研究に没頭した。 373年ごろ重病にかかったのを起因とし、神学の研究を決意。シリアの砂漠で生活を送りながらヘブライ語を学ぶ。 3…