僕達は 本来コップではないものをコップだと主張し続けている。 コップではないものを見て、これはコップだ、 コップなんだあー、と必死のパッチで叫び続けることで、 コップという認識を成立させている。 これを意識と素粒子の角度から見ると、 これはコップだ、というフォトンを飛ばし続けることで、 素粒子がガガガッと動き出し、ぎゅっと結合して、 コップとなって存在を維持している。 僕達はこうやって、あらゆる世界を、自分さえもを、 この絶え間ない思い込み(主張)によって創っている。 抵抗を止めることによって、この主張を取り下げる。 しかし、こう書くとまた、抵抗を止めて取り下げるんだ、 これはコップではないん…