百人一首の作者について学び直しているところですが、百人一首自体がどのように成立したものなのかが気になっていました。 それで見つけたのがこの本です。 一般には藤原定家によって選ばれたもの、小倉山荘という建物の障子絵に添えられた色紙に書かれたものというようにいわれています。 この本の著者草野隆さんによれば、通説にはいくつかの不明な点があり、それが解明されないと百人一首の成立の過程が理解されないとのこと。 草野さんの解明の過程が、この本で述べられています。 この本を読んで勉強になったのは以下の2点です。 ・藤原定家は誰のために百首の歌を選んだのか ・藤原定家に選集を依頼した目的はなにか ・藤原定家は…