薪(まき)と炭(すみ)。
最も「素」の状態の木質バイオマス。伐採された木の幹や枝を、使いやすい大きさに割ったり、そのままの状態のものを乾燥させて使用する。製材や木材加工の時に出る端材をそのまま燃料として利用する場合も、薪という。加工コストはほとんどかからないが、大きくて重く、運搬に適さないため、森林に近い場所での利用に向いている。形状も一定ではないため、燃料の自動供給には不向き。
樹種によって、燃料としての性能にも違いがある。一般に、針葉樹は火着きは良いが、ススや煙が多く火保ちが悪く、逆に広葉樹は火着きは悪いが、ススや煙が少なく火保ちも良い、といわれている。
木材を炭窯のなかで酸素が少ない状態で蒸し焼きにして炭化したもの。木炭は薪に比べて、火着きや火保ちがよい、炎や煙が出ない、火力が安定しており温度調整も容易、軽くて運搬が容易、腐敗しないといった特徴がある。
以下のページも参考のこと。
http://www.sumimaki.org/03/syurui.htm