先週末は、将棋8大タイトルの1つ「王将戦」が行われた。 5番勝負で先に3勝した方がタイトル獲得。 藤井王将(七冠)は、挑戦者に永瀬九段を迎え、開幕から2連勝。 3戦目で初めて敗北し、2勝1敗で今回の第4戦を迎えた。 勝てばタイトル獲得だが、負ければタイスコアになってしまう大事な一番で、藤井王将は後手番。 将棋は、基本的に先手有利なゲームとなっている。 相手より一手先に打ち始められるのは大きなメリットだからだ。 特に最近は、AIなどによる序盤研究が極めて進んでいるので、尚更。 「研究暗記戦法」で、序盤は殆ど持ち時間を使わず、ノータイムで指す棋士も増えてきている。 今回の挑戦者である永瀬九段は、研…