小説や評論などで、補足のために注釈が付けられていることはよくあることだ。 しかし、本文よりも注釈がメインになっている小説があるといえば驚くだろうか? ポストモダン*1小説と言われる小説には、既存の発想にとらわれない様な小説が数多くある。 その中には注釈が本文よりも多くなってしまい、もはや注釈の方がメインじゃないかと思う様な小説が幾つかある。注釈を使って新しい文学表現を切り開いた小説たちだ。 この記事では、注釈が多すぎる一風変わった小説を紹介したい。 *1:「ポストモダン」とは「近代(モダン)以後」を意味する。