「ファイアパンチ」、「チェンソーマン」でブレイクした藤本タツキの近年の短編集。 初期短編集「17-21」に続いて刊行。 一冊の中に人間の喜怒哀楽が詰め込まれたような短編集。 「人魚ラプソディ」 「藤本タツキ短編集 22-26」より(藤本タツキ/集英社) 港町で父親と暮らす少年トシヒデは、学校をサボっては海に潜り海底に沈むピアノを弾いていた。海には美しい少女の姿をし人を食う人魚たちがいた。ある日、一人の人魚が、トシヒデの奏でるピアノに惹かれて近づいてくる。 「目が覚めたら女の子になっていた病」 「藤本タツキ短編集 22-26」より(藤本タツキ/集英社) 少年トシヒデはある日目覚めると女の子になっ…