初午団子(はつうまだんご) 初午団子(はつうまだんご) 富山県、岐阜県、群馬県などの 養蚕が盛んだった地域では、 蚕が食べる桑の葉の準備が始まる前の、 2月の暦の最初の「午」の日の「初午」に 上質で多くの繭が 生産出来るようにと願いを込めて、 蚕の繭の形をした団子の 「初午団子」(はつうまだんご) を作って 養蚕の神様にお供えする風習が残っています。 明治維新後に外国との貿易が盛んになると、 繭から作られる絹が輸出の花形産業となり、 明治中期より、農家の貴重な収入源として 養蚕が盛んになりました。 明治後期になると養蚕農家が増え、 繭が豊作になることを祈念して 「初午団子」をお供えするようにな…