出雲族と蛇信仰 出雲口伝ではインドのガンジス川のワニとコブラから竜神信仰が生まれ、出雲族が日本に竜神信仰を持ってきたとしています。竜神はサイノカミの次に重要な従属神とされました。 竜神をワラで作り、木に巻きつけて拝むようになりました。その木は「斎の木(さいのき)」、「ハバキ」と呼ばれました。 出雲族はコブラの代わりに、11月に沖縄近海から対馬暖流に紛れ込んで山陰地方に流れ着くセグロウミヘビを「竜蛇神(りゅうだしん)」としてあがめました。剥製にしてトグロのかたちにしてご神体としました。 出雲大社の神紋は、二重亀甲に剣花菱紋と言われますが、亀甲紋ではなく、セグロウミヘビの六角形の鱗からくる「竜鱗紋…