養蜂家が保有する交配用・採蜜用ミツバチが、一夜にして大量に失跡する原因不明の現象を指す。
特徴は、巣箱の中や付近に蜂の死体がなく、巣箱全体の30〜90%もの大量の蜂が突然いなくなること、女王蜂や幼虫は巣に残っている場合が多いこと、原因が特定できないことなど。女王蜂や幼虫が残っているのに、餌として蜜や花粉を巣に持ち帰るべき働きバチがいなくなるので、残っていた個体もやがて死滅してしまう。日本では「いないいない病」(「イタイイタイ病」と「いないいないばあ」がかけられた造語)という別名で紹介されることもある。