「かいこおきてくわをはむ」 と読みます。 卵から孵化した「蚕」(かいこ)が盛んに 「桑の葉」を食べ始める頃となりました。 旧暦4月(新暦の4月下旬から6月旬頃)は、 蚕の成長に欠かせない 「桑の葉」を摘む頃でもあったため、 「木葉採月」(このはとりづき)という 別名もあります。 「催青」(さいせい) 蚕の卵を予定日に揃って孵化させるため、 温度・湿度・光線などを調節した 環境(催青室)に保護することを 「催青」(さいせい)と言います。 10日程すると孵化します。 蚕は孵化した時には頭が黒く、 小さな体が蟻のように見えることから 「蟻蚕」(ぎさん)とか「毛蚕」(けご)と 呼ばれます。 蚕起きて桑…