菊の花が咲き始める頃となりました。 旧暦9月9日(令和6年10月11日)の 「重陽の節句」を迎え、菊で長寿を祈願しました。 www.linderabell.com 「桜」が日本の「春」を代表する花で あるのに対し、 「菊」は日本の「秋」を象徴する花です。 後鳥羽上皇は、殊の外、菊の花を好み、 自らの印として愛用しました。 後の天皇が慣例として用いたことにより、 「菊紋」はやがて天皇家の家紋になりました。 「菊御作」(きくごさく) 後鳥羽上皇が「承久の変」に至る際、 士気を鼓舞するために、自ら鍛造し、 茎(なかご)に菊花紋を刻んだとされるもの。 作刀にあたって相鎚を勤めたのが、 諸国から呼び寄せ…