「ぼたんはなさく」 と読みます。 牡丹の花が咲き始める頃となりました。 牡丹は、晩春から初夏にかけて 直径10~20cmの豊麗な花をつけ、 色も紅・淡紅・白・紫など様々です。 牡丹は甘く上品な香りとその格調高い姿から、 唐の時代に「百花の長」として 人気を誇った「牡丹」が 日本に伝わったのは奈良時代です。 初めは薬草として伝わりましたが、 平安時代には 宮廷や寺院で観賞用として栽培され、 江戸期には一般庶民にも栽培が可能になり、 身近な花として親しまれました。 今でも、俳句のテーマや絵画、 着物のモチーフとしてよく登場します。 衣装の文様としては平安時代から用いられ、 室町時代に渡来した「名物…