生き物を利用した呪殺術の一種。 多くの生き物を一つの壺に封じ、四ツ辻に埋めておくとやがて共食いを始める。最後に残った、最も強くまた生への執着の強い一匹を使役し、毒とするのが蠱毒である。 同種の生物で作ったものを特に区別し、「狐蠱」「犬蠱」「蛇蠱」などと呼ぶこともある。 製造例は知られていないが、原理的には「人蠱」もあり得るだろう。
犬神は製造に共食い法を用いないが、その性質/目的は明らかに蠱毒の一種と見なすことができる。
仕事をしていたら「うとうと」がはじまり、いつのまにか座ったまま寝落ち。 とてもとても短い夢をみたんですけれど、それがなにか薄気味悪くて。 白いお蚕さんがたくさん入った箱。 その中の一匹が飛び出してきて、私にメンチを切ったのです。 その目は金色に輝いて……。 はっと目覚めた私。 たぶん、1分も寝ていない。 「いやー、気持ち悪かったな……」と二の腕をさすっていたら、ある言葉が浮かんできました。 「蠱毒」 そう、たくさんの毒虫をひとつのところに閉じ込めて、共食いをさせる。 生き残った一匹を「蠱毒」として、呪術の道具として使う。 でも、私が見たのは、白い虫。そう、お蚕さんです。 で、気になって調べてみ…
想いを形にする道具 行為を込める祭祀具 人形代の出番です 人など何も変わっていないわけでして、周囲、環境、物道具などが革新しているだけで、むしろ、昔の人は偉かったなんて言われるぐらいなら、年々劣化していくのではないか? と思いたくなる人もいるだろう。 100年前の人、200年前の人・・・1000年前の人・・・1200年前の人とくれば平安時代だけど、どんな暮らしをしていたのか、、、。 そんな平安時代の出土品からも出てきているようだから、木製人形代というものは歴史がある。 対人に対して向けるときには「人」の形をしたものを使う。 面白いことに「牛」もあれば「車」もあったりして、もうなんだかよくわから…
身代わりという考え方を超えたもはや信仰で使われる道具 「善用と凶用」という言葉は聞き慣れないかもしれない、相反するものを併せ持っている状態ということは漢字なのでわかるかと思う、清濁併せ呑むなんていう言葉もあるけど混ぜるわけではないし、水と油のように分離しているわけでもない。 ここには目的がある。 その目的が全然違う方向へ向かってしまうから善用と凶用と言われる。 人形代というのは道具であり、祭祀具なので見たことがある人、使ったことがある人がかなりの数にのぼるはずなんだけどね、ちょうど今月は6月だ。 月末になると大祓という行事で登場してくるので、氏神神社などがある古くから人の住んでいる地域にいると…