先週国会の予算委員会で、奇妙なもめ事があった。今国会の特徴である「省庁別審査」の防衛省関連の議論で、国民民主党の橋本衆院議員(埼玉13区)が制服組の答弁を求めたのだ。これに対して安住委員長は、シビリアンコントロール(文民統制)を理由に要求を退けたが、橋本議員はなおも食い下がり、最終的に党からも厳重注意を受けた。 橋本議員は「国会における自衛隊の議論は常に机上の空論だった。真の国防とは何なのかを議論したい」と主張しているが、このことは一般市民にはわかりにくい。国会は(国民民主党古川代表代行も含めて)制服組が国会で答弁することは、 ・前例がない ・慣例でない ・与野党で合意した答弁対象者でない な…