算命学が語る実気虚気で成り立つ世界は、霊魂の陰陽であり、虚気とは虚魄であり、実気とは実魄であり、干支でいえば、実際とは逆に、実気が裏干支であり虚気が表干支であり・・・という人間の実感とは異なる陰陽世界があることを感じさせます。60の表干支と60の裏干支と、人間も人生も120干支でできていると考えることは干支論時間論からしても、飛躍した妄想とはいえないと思います。 仏教でいう、有即無、無即有、個即全、全即個、という根幹をなす即非の世界観も、120干支で考えれば、なんとなくであっても、理解の範疇に入ってくると思います。60干支で考えると、有は常に有でしかなくなり、有即無はイメージさえもできません。…