中学生だったある夜、ラジオに結構真面目な投稿を送った。私は言わずもがなステレオタイプからものを見ていて、そこにDJは切り込んできた。これこれ(ある属性)だからこうだというのは、自分は違うと考えていると。投稿が読まれた後のことを想定していなかった。いつものように読まれないとばかり。自分とは別の視点の人がいる、の上澄みくらいはわかったつもりだったが、気分は良くはなかった。それからも番組は相変わらず聞いていたが、その人を「自分と対の人」だと位置付けた。かといって、共感されたかったわけでもなかった。いわゆる中学生としての立場しか想像できず、自分が唯一だっただろうし、行動を起こした先に何があるか、言葉で…