数学を、皆さんはどのようにとらえているのだろうか?恐らくつまずいたという人が多いだろう。何を隠そう、僕も数学につまずいた人間の一人なのだ。小学校の頃は、算数の学力テストで94点を取ったこともあったが、中学に入ってかなりつまずいた。膨大な量の問題と、一気に複雑となった概念。そして、一定の速度で進むカリキュラム、部活で疲れすぎ勉強に回す余力も残っていなかった。そして、長らく数学を放棄してきた。だが、この本を書店で見つけて、人生が変わった。そこで今回は、「数学がいかに魅力的で、かつ人生において重要か」を熱弁した本を紹介しよう。 まず、この本で面白いのは、軽く数学史から振れている点である。例えば、「-…