●歌は、「月読の光を清み神島の磯みの浦ゆ舟出す我れは」である。 広島県福山市 西神島八幡神社 万葉歌碑(遣新羅使人等) ●歌碑は、広島県福山市 西神島八幡神社にある。 ●歌をみていこう。 ◆月余美能 比可里乎伎欲美 神嶋乃 伊素末乃宇良由 船出須和礼波 (遣新羅使人等 巻十五 三五九九) ≪書き下し≫月読(つくよみ)の光を清み神島(かみしま)の礒(いそ)みの浦ゆ船出(ふなで)す我(わ)れは (訳)お月さまの光が清らかなので、それを頼りに、神島の岩の多い入江から船出をするのだ、われらは。(同上) (注)つくよみ【月夜見・月読み】名詞:月。「つきよみ」とも。(weblio古語辞典 学研全訳古語辞典…