5年前の話になるが、不思議なことがあった。自分の父親の命日の日のことだ。女房は朝から仕事に出かけたので、一人で昼飯を食べた後にソファに横になり、録画した連続TVドラマを観ていた。今日は、父親の命日なので線香をあげて、軽く般若心経を3回ほど唱えて拝もうと、前日から予定していた。それで、億劫だがサッサと終わらせて、またTVドラマの続きを見ようと思っていた。 父親の命日の5日前は母親の命日、そしてその翌日は女房の父親の命日なので、まとめて3人拝んだろかと、仏壇のローソクに火をつけて線香を焚き、昔から両親がずっと使ってきたお経の冊子を開いて読もうとしたときだった。突然、”グワー!”っと胸の奥から何かが…