1973年南海-阪急のプレーオフ(大阪球場)で、試合後に野村克也捕手兼監督(左=当時)と握手を交わす江本孟紀 (写真:日刊スポーツ/アフロ) 師の教えはしっかりと受け継がれていた。プロ野球で戦後初の三冠王に輝き、監督時代は「ノムさん」の愛称で親しまれた野村克也氏が、2020年2月11日、84歳で亡くなった。 本書『証言 ノムさんの人間学 弱者が強者になるために教えられたこと』(宝島社)は、同氏の指導や影響を大きく受けた古田敦也、宮本慎也、江本孟紀、野村克則らプロ野球選手16人の証言をオムニバス形式で紹介している。 天国へ見送った今だからこそ話せる愛弟子たちの思いとはー。 毒舌に隠された尊敬と愛…