年末に読み終えた本。読売新聞出身の文芸評論家・尾崎真理子さんに谷川俊太郎さんが長年にわたる創作活動を語った本だ。計17回のインタビューをまとめて、谷川さんの詩とともに人生をふり返る。単行本は2017年に刊行された。「語り手・詩 谷川俊太郎」「聞き手・文 尾崎真理子」とクレジットされている。 詩人なんて呼ばれて(新潮文庫) 作者:谷川俊太郎,尾崎真理子 新潮社 Amazon 文庫化に際して増補されたため、約600ページ。読んでいる途中でデビュー作を読んだり、谷川さんが亡くなったりしたため、随分と長い間手元に置くことになった。立花隆「武満徹・音楽創造への旅」も同時に読んでいて、どちらを読んでも谷川…