DOI: 10.1111/psyg.12962 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 【背景】認知症の行動・心理症状(BPSD)の管理は困難であり、介護者の負担につながり、その後、治療のために介護施設や精神科病院へ転院することも少なくない。BPSDに伴う陰性感情の治療においては、好ましい陽性感情を引き出すことが重要な目標になるはずである。現在までのところ、抗精神病薬がポジティブ感情を改善することを示すデータはない。BPSDは、認知症患者の不安と関連することが知られている。加味帰脾湯は、日本では不安症の治療薬として正式に適応を持ち承認されている。 【方法】ここでは、アルツハイマー病(A…