1月の読書メーター読んだ本の数:12読んだページ数:4035ナイス数:26ジェンダー史10講 (岩波新書 新赤版 2010)の感想近代科学や労働形態と相補的な形で、男女の優劣や分離が進行していった。女性は未熟で、家庭に押し込められる存在とみなされてしまったのだ。中世以前が男女平等だったということではないにせよ、上からの制度化が、男性側の勝手な基準の形成を生んだ。やや教科書的というか、10講という体裁と若干相性が悪い気もする。 小括が少ないのは淡々と事実を述べよう、学術的であろうという態度なのだろうが、ビジョンの乏しさや読みづらさにもなっている。読了日:01月02日 著者:姫岡 とし子インドの宗…