今日我が街の図書館協議会に参加した。図書館は本を読むところだと思ったら、今時は料理教室だとか、落語のイベントだとか、子供向けの読み聞かせばっかりやっていて、それが図書館の活動だと年度計画の説明をしていた。地域の歴史を紐解く活動だとか、地域図書館としての公共的な読書推進などという、当たり前なことは、私が言うと煙たがられた。子供向けに作り変えられていて、源氏物語さえここでは影が薄くなる。野々市市を含む我が南加賀地域は、中世は農民主体の一向宗が運営する、共同体が生まれ育った稀有の地域だった。その歴史を蓄える知識が図書館を運営する職員に感じられなかった。この街の図書館館長は民間会社から派遣されてきてい…