左の図は、立体的だった塔崇陰陽説を平面的に書き直されたものです。ここでは、肉体と霊魂をつないでいた「人間の心」と天地をつないでいた「宇宙の心」が省略されて、宇宙の4点の中心(太極)に「心」と刻印されています。 これまでの考え方は、人間にはもともと「心」なるものは存在せず、肉体と霊魂を調整する機器(機械)として後天的に出来上がる不確実なものでした。図によれば、本当の心とは塔崇陰陽説における「太極」のことです。 以前観たこの図で、悲しい心が調整機としての人間世界の心です。それが宇宙の霊魂と混然して塔崇の中心にある宇宙の心へと届きます。これが悩ましいところで、「吾思うゆえに吾あり」の吾は、太極の心な…