「人間万事塞翁が馬」という言葉が、今年、しっくり来ている。 振り返ると私の人生、何事もなく平穏な時間というのがあまりない。うれしいことにも、悲しいことにも全力で針を振り切りすぎる。性格なのだろうか、それとも運命なのだろうか。最終的に面倒になると逃げだす。逃げるというとわかりやすいけど、そんなに印象的なものじゃなくて、地味に席を外すって感じ。人間関係は景色のようなものと考え、去る者は追わず、多くのことをスルーすることで、自分を守ってきたのだ。 そろそろ、人生も折り返し地点。今までのように表面をとりつくろい、波風立てず…というのでは、私の残りの人生、なんにも残らない気がしてきている。 これからの自…