暦の上では「春」は残り僅か『立夏』の節季まであと5日 二十四節季と七十二候を掛け合わせた古来から伝わる暦の上では、今日からの5日間は『穀雨・末候』である。 直訳すれば「田畑を耕し終わった土地には穀物の成長を促す慈雨が降り、雅な場所には富貴草とも言われている牡丹が咲き誇る」ということになる。秋の収穫を約束する雨と、富の象徴とも言われている花が掛け合わさった、なんとも豪華な5日間と言ってもいいだろう。 牡丹だけではない。ツツジも藤もハナミズキやシャガだって今を盛りと咲き乱れている。要するに “花満開の季節” なのだ。 せっかくの時期であり、連休の狭間でもあるこの季節、静かな東京で花巡りをしてみるの…